安全に関するデータと指標

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職業安全衛生指標のモニタリングと報告は、パフォーマンスの改善を推進するうえで重要です。ICMMは鉱業の安全に関する年次報告書を作成し、会員企業の死亡・傷害事故データを公表しています。その目的は、会員の間での情報・知識の共有を奨励し、セクター全体の学習を促すことにあります。

ICMM安全性データ

ICMM会員企業にとって、いかなる危害も許容することはできません。鉱業は本来的に危険な活動ではありますが、必ずしも事故は不可避だということにはなりません。安全衛生は、労働者、その家族、現地コミュニティ、社会全体の福利への揺るぎないコミットメントの基礎となる中核的価値です。しかし残念ながら、過去5年間にICMM会員全体で350名を超える死亡事故が発生しました。

死亡事故

死亡事故発生率*

2017年

51

0.03

2016年

63

0.03

2015年

60

0.03

2014年

55

0.02

2013年

91

0.04

2012年

90

0.03

*100万労働時間あたり

指標

職業衛生および安全上の悪影響を防止することは、倫理的要請であるとともにビジネス価値の重要な推進要因でもあります。安全衛生指標は重要なパフォーマンス評価基準の一つであり、問題分野を特定する効果的手段です。データの分析はアクションを促し、行動改善を補強します。

これまで最も一般的に使われてきた安全衛生指標は、事後のデータを評価するものです。そのような遅行指標が扱うのは、事故が実際に発生した後の危害に関するデータです。ICMM安全データ報告はこのデータに基づいて行われています。

ハザードは、その発生状況の理解と管理を通じて、現実に発生する前に防止するのが理想的です。先行指標は事前に警告を発します。企業がリスク削減のための先見的な決定やアクションが有効か否か、また、望ましい結果が得られているか否かを判断するのに役立ちます。

先行指標は重要制御管理の需要要素であり、特殊で絶え間なく変化する操業環境ごとに固有のものです。 そのため、一般的な比較は適切ではありません。特定の先行指標を一つの組織内で永続的に使用することや、別の組織において適切に使用することは考えにくいからです。ICMMの重要制御管理のガイダンスは、リアルタイムのパフォーマンスを監視し、必要な対応をとるための先行指標の使い方に重点をおいています。

現実に起きた事故を記録することは重要ですが、同時に、鉱業・金属業企業が重要制御に投資することは、労働者、その家族、コミュニティ、社会の安全衛生を守るという責務を果たすうえで決定的意味をもちます。

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