災害の予防

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責任ある鉱業・金属業企業は労働者、その家族、現地コミュニティ、社会全体の安全衛生と福利に、揺るぎないコミットメントを表明しています。しかし多くの企業が総合的な安全管理システムを実施していても、死亡事故や潜在的死亡事故は発生し続けています。

責任ある鉱業・金属業企業は労働者、その家族、現地コミュニティ、社会全体の安全衛生と福利に、揺るぎないコミットメントを表明しています。しかし多くの企業が総合的な安全管理システムを実施していても、死亡事故や潜在的死亡事故は発生し続けています。

鉱業はしばしば危険を伴う産業です。しかし、安全な業務が不可能だということではありません。ICMM会員企業は、死亡事故ゼロという共通のビジョンのもとに努力しています。効果的なリスク管理により、事故は未然に防ぐことが可能です。

安全衛生はあらゆる操業とプロセスの中心になければなりません。鉱業・金属業における労災事故・職業病をなくすため、実際的・合理的な対策をすべてとる必要があります。鉱業に特に関連するハザードとしては、次が挙げられます:

上記リストは網羅的ではありませんが、職場に存在する、死亡事故になりかねない多様なリスクを示しています。ICMMは鉱業の安全に関する年次報告書を作成し、会員企業の死亡・傷害事故データを公表しています。その目的は、会員の間での情報・知識の共有を奨励し、重点的努力が必要な分野についてセクター全体の理解を促すことにあります。

 

職場における安全衛生面の影響
国際労働機関によれば、すべての産業セクターを合わせて年間32万人を超える人々が労災で亡くなっています。また、労働環境における致命的でない事故の発生件数は年間3億1,700万近くに上り、その多くが長期休職につながっていると同機関は報告しています。職業安全衛生の劣悪な実践による経済的損失は、毎年世界GDPの4パーセントと推定されています。

鉱業・金属業企業は、リスク管理システム、リーダーシップ、安全文化の確立をすべて組み合わせ、これらのハザードが労災や現地コミュニティにおける病気・傷害を招くことのないようにしなければなりません。 

安全リスク管理

リスク管理は、低結果・高頻度の事故(落下による膝のケガ等)と、高結果・低頻度の事故(特に死につながる可能性のある傷害・疾病)を防ぐことが目的です。このようなリスクを管理するには、合意された制御の実施が必要です。

ICMMは、鉱業セクターにおける高結果・低頻度の事故管理のグッドプラクティスをまとめました。詳しくは、重要制御管理をご覧ください。他の組織、例えば飛行安全財団(Flight Safety Foundation)とそのBARSプログラムも、有益なガイダンスを提供しています。

安全のためのリーダーシップと文化

この要素が重点をおくのは、鉱業・金属業における事故発生リスクを除去するための先見的行動です。CEOから現場監督まで、リーダーはきわめて重要です。組織全体が従う行動の傾向を決めるからです。組織の全レベルにおいて目に見える形で安全衛生取り組むことは、安全文化を確立するうえで本質的に重要です。 

ガイダンス資料

死亡事故ゼロ達成に向けたセクターの取り組支みを支援するため、ICMMでは、安全衛生の重要課題の多くに役立つ重要資料を作成しました。

リーダーシップの重要性:死亡事故の撲滅は上級リーダー向けの手引書です。目的は、リーダーの個人的行動、および、リーダーが責任をもって実施すべきプロセス・活動を通じて職場の安全性を高めることにあります。

リーダーシップの重要性:致命的リスク管理の手引き は、操業現場マネージャー向けの手引書で、上記「リーダーシップの重要性」と合わせて読む必要があります。このガイダンスでは一連の自己診断を提供します。国際的に評価の高いリスク管理フレームワークに準拠しており、安全管理システムにある問題点を特定するのに役立ちます。

ICMMは、企業が集い情報や教訓を他の産業セクターも含めて共有し、既存のガイダンスに基づいて前進するための場の提供を通じて、死亡事故ゼロの目標を達成すべく、会員とともに継続的に尽力していきます。

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