労働衛生

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鉱業・金属業には健康と福利に潜在的リスクとなる多数のハザードが存在します。それらは物理的環境の特質と、有害物質の影響の両者に関わります。労働者の職業衛生の保護は、責任ある鉱業・金属業企業として不可欠の要素です。ICMMと会員企業は「死亡事故ゼロ」のビジョンを共有しています。

物理的環境がもたらす影響 

探査、採掘、鉱石抽出、加工が行われる物理的環境では、次のような形で健康に影響が及ぶ可能性があります。

有害物質がもたらす影響

鉱業・金属業で使われる重要有害物質への暴露もまた、重大な健康障害を引き起こす可能性があります。

考慮すべきもう一つの要因は、健康被害が現れるまでの期間です。

急性症状と慢性症状 (Acute symptoms and chronic symptoms)

急性症状は即座に現れることが多く、多くの場合、因果関係の把握が可能です。通常、急性症状は暴露から数時間以内に発現します。例えば、刺激性蒸気との接触は流涙、くしゃみ、咳、かぶれを招き、刺激性物質への暴露直後に呼吸困難に陥るという深刻なケースもあります。

慢性症状は、長期間の暴露で徐々に発現するものです。時には、症状・疾病の深刻度や被害のリスクが、数ヵ月あるいは数年にわたるハザードへの累積的暴露に関係することもあります。慢性症状は通常、数日、数週間、数ヵ月にわたる繰り返しの暴露の後に現れます。騒音性難聴や手腕振動障害(上記参照)がその例です。

時間的要因

職業病の多くは長期潜伏を特徴としており、兆候や症状が、原因と考えられる暴露から年数を経た後に発現します。例としては、石綿暴露から数十年後に発症する中皮腫や、暴露終了から数十年後に発症するその他の肺がん、塵肺(珪肺、炭鉱夫塵肺、石綿症)が挙げられます。

外部的・状況的要因

鉱業・金属業は他のあらゆる産業セクターと同様、時として次のような外部要因の影響を受けることもあります:

企業はこれらのリスクをすべて認識し、労災死亡事故ゼロの目標のもと、自社の活動が労働者に及ぼす影響を能動的に管理する必要があります。 

このビジョンは次の3つの側面に関わります:

ガイダンス資料

ICMMはこれら多くの問題に関するガイダンスや報告書を作成しています。この重要分野に関するガイダンスは、今後も継続的にアップデート・拡充していく予定です。詳しくは下記リンクをクリックしてください:

衛生リスク評価

安全衛生のための重要制御管理

重要制御管理実施ガイド

リーダーシップの重要性死亡事故の撲滅

リーダーシップの重要性致命的リスク管理の手引き

 

 

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